アレルギー科

アレルギーとは

アレルギーのイメージ写真

私たちの身体には、もともと体内に侵入した細菌や異物などを排除しようとする免疫機能が備わっています。しかし、ときには特定の抗原に対して免疫機能が過剰に反応してしまうことがあります。これがアレルギーです。
当院のアレルギー科では、アレルギー学会認定のアレルギー専門医(皮膚科)が、接触皮膚炎、薬疹、中毒疹、じんましん、アトピー性皮膚炎などの病気を診断し、治療を行います。こうしたアレルギー疾患は治療期間が長期に及びがちですが、きちんと通院・加療するようにして下さい。

接触皮膚炎(かぶれ)

皮膚に直接触れたものが原因となって起こる炎症や湿疹をかぶれ(接触性皮膚炎)と言います。ご自身で原因がわかっているケースと、原因とは気がつかないまま使用し続けているケースがあります。アレルギー性接触皮膚炎は、化粧品、毛染め料、香水、アクセサリーの金属、ゴム製品や皮革の加工に使われる化学物質、植物、果実、外用薬・消毒薬・点眼薬など、身のまわりにある無数のものが原因になりえます。原因を特定する場合は、「パッチテスト」を行います。パッチテストとは、原因と思われる物質を皮膚に貼りつけて反応を見る検査です。原因物質がわかったら、その物質が含まれるものに接しないように気をつけることが大切です。

金属アレルギー

当院では、金属に対するアレルギーテストである金属パッチテスト(健康保険適応)を行っております。
ピアスや歯科で使用される金属の15種類(アルミニウム、コバルト、スズ、鉄、白金、パラジウム、マンガン、インジウム、イリジウム、銀、クロム、ニッケル、亜鉛、金、銅)を検査することができます。

薬疹、中毒疹

体の中に異物(食べ物、ウイルスや細菌など)が入ったりした時に、生体を傷害して皮膚症状を起こしたものを中毒疹と言い、原因が薬剤の場合を薬疹といいます。
皮膚の症状は実に様々で、原因不明の場合も多いのですが、丁寧な問診、診察、検査(血液検査、パッチテストなど)を行うことで、診断します。

じんましん

かゆみの強い、蚊に刺されたような盛り上がった発疹が数時間~24時間以内にできて消えていく皮膚疾患をじんましんと言います。じんましんの原因は、食べ物や内服薬、細菌やウイルスの感染など様々ですが、原因が特定できないことが少なくありません。検査として血液検査IgE RAST法、一般血液検査等を行います。
治療は抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤などの内服薬を使用します。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、痒みを伴う湿疹が繰り返し起こる疾患です。患者様の多くは、皮膚が敏感で乾燥しやすい素因と、アレルギーを起こしやすい体質の両方を有しています。小さなお子様の場合は食物アレルギーが原因となっているケースもあります。
治療にあたっては、まずは症状が悪化している因子を取り除くことが必要です。さらに、保湿剤などを用い、日常的にスキンケアを行っていきます。その上で、ステロイドや免疫抑制剤などの外用薬や、かゆみをコントロールする内服薬を用いる薬物療法を実施します。これらの治療でコントロールが難しい場合は、紫外線療法(ナローバンドUVB)を併用したりすることもできます。
近年アトピー性皮膚炎の治療は、様々な新薬が登場し、治療法に選択肢が増えています。治療に精通したアレルギー専門医のもとで治療を進めることにより、副作用を軽減し、十分な効果を得ることが期待できます。